2015年9月28日月曜日

【書籍】 デーヴィッド・アトキンソン 『新・観光立国論』 東洋経済新報社 2015.6


副題:イギリス人アナリストが提言する21世紀の「所得倍増計画」

p.202 日本は「気候」「自然」「文化」「食事」という、観光立国における4つの条件を兼ね備えている、世界でも稀な国。
p.178 アメリカ政府観光局によると、外国人観光客が観光のスケジュールを立てるのは、渡航のおおよそ112日前。→日本のウェッブサイトは改善の余地がある。
p.182 桜の時期などには、事前にインターネットで予約するサービスや、追加料金を支払うことで優先的に入場できるファストパスのおゆなサービスを求める声もある。
p.198 観光地や交通機関にVIPや富裕層向けの優遇措置を設けることも必要なのではないか。
p.206 日本の成功例として、ニセコのスキー場。
p.208 富士山:ビジターセンター、休憩場、登山道、観察場所などはもっと整備されてもいい。外国人観光客の評価では、ビジターセンターは原始的で、観光客が楽しめる情報が足りないという指摘がある。特に、富士山の意味合い、歴史的にどのような位置づけであり、日本人にとってどのような存在なのかというストーリーに関しては、少なすぎるという不満の声あり。
p.211 ヨーロッパ、オセアニアの人々は、「文化・歴史」に関心が強い。
p.220 文化財には説明と展示が不可欠。
p.227 「ゆるキャラ」は外国人観光客には「子どもだまし」の観光PRという印象を抱くかもしれない。
p.230 ウェブサイト、ガイドブックも多言語化(各種言語を用意する)
■ 書籍情報入手先   ☆☆☆☆☆
  『新聞書評(2015.7-)』 2015.8.2 読売新聞 7.12 毎日 7.5 朝日
  『新聞書評(2015.5-)』 2015.6.28 日経新聞
■ 所 在
  県立 8F689.1ア 市立689ア

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