2013年9月17日火曜日

【書籍】 中島岳志 『血盟団事件』 文藝春秋 2013.8


重要な本。
国家主義と日蓮宗が一体化し、当時の世相(不況、貧困)と相俟って、国家改造の思想へ。
革命という運動へ。切羽詰まって(?)、政党政治、資本家を対象に一人一殺を目指す血盟団に。
海軍も連携していたが、血盟団事件では関係が判明せず、5.15事件の首謀者に。
狙い通りに、政党政治は転覆したが、軍事政権を招く結果に。
☆革命後の日本の姿を描けない、描く必要がないとしたことが要因のひとつか。
■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新聞書評(2013.9-)』 2013.10.20 読売 9.8 日経
  『今月読む本』 2013.8(その2)
  『今週はこれを読め』 vol.42 2013.8.21
■ 所 在
  県立 8F210.7ナ 市立210.7ナ

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