2013年9月2日月曜日

【書籍】 楊継縄 『毛沢東大躍進秘録』 文藝春秋 2012.3


1958-1962で3600万人が餓死。
大躍進とは、都市部での生産上げるために、農村部から食糧をピンはね。毛沢東は、家庭は資本主義の温床として、家庭の破壊を命じた。そのため、台所が破壊され、食事は公共食堂でとるようになった。つまり、農民であっても、自炊用の食料がもてなかった。
目標の大幅達成のため、過大な生産量が想定され、結局、農民から食料を絞り取る結果となり、餓死へとつながった。
独裁政権のもとでは正しい情報が上に上がらない。
内部でも批判はあったが、毛沢東は政権を追われるのではとの懸念から自説に固執。
だいぶ、後で、間違いに気がついても、自己反省なしに、下部の幹部に対し、直接、緩和を命じる。これで、あたかも、上級幹部の間違いのようにとりつくろった。
■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『ノンフィクションはこれを読め!』 2.世界史 第11番 成毛眞編著 2012.10
■ 所 在
  県立 市立222ヨ

0 件のコメント: