2013年2月14日木曜日

【書籍】 加藤陽子 『戦争の日本近現代史』 講談社現代新書 2002.3


副題が「東大式レッスン!征韓論から太平洋戦争まで」。
『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』と同じような本だが、こちらの方がコンパクトで良い。

明治の元老はロシアが日本を侵略するのを恐れていた。清がロシアに対して朝鮮への進出を認めるのではないかと懸念。シベリア鉄道ができれば、ロシア海軍が朝鮮に停留するのではないかと。
したがって、朝鮮半島の中立化、独立化が、日本にとって急務の課題となった。
☆ここまでは理屈の上ではわかる。ただ、自衛という名目で他国への侵略はどうなのか?

満州への侵略は、あくまでも、アメリカとの最終戦争をする上で、物資を調達するため(?)
☆これは虫が良すぎる話しだし、アメリカとの戦争で負けることを想定していなかったのか?

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』 第1章参考文献
  『北朝鮮』 その他
  『第2回教養新書合同フェア』 7.近現代史の焦点
■ 所 在
  県立 7FSS210.6カ 市立 大学210.6Ka86

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