2010年2月23日火曜日

【書籍】 桑村哲生 『性転換する魚たち』 岩波新書 2004.9

性転換?と思ったが、社会生物学の本。第4章の性転換の進化理論あたりがまとまっている。
種にとっての利益ではなく、個体にとっての利益で行動を捉えるべき。
個体の適応度による説明は適応戦略論ともいわれ、行動生態学・社会生物学という分野を拓いた。
しかし、激しい論争が起こった。この社会生物学論争の経緯と結末については、オルコックの社会生物学rの勝利(2004、新曜社)にまとめられている。
(賛成)ドーキンス 利己的な遺伝子 1976
クレブスはおか 行動生態学を学ぶ人に 1984 蒼樹書房(第2版)
スミス 進化とゲーム理論 産業図書 1985
ウィルソン 社会生物学 思索社
トリヴァース 生物の社会進化 産業図書
(反対) グールド パンダの親指 早川書房

適応戦略で説明できるとしても、ふーんという感じ。生命の形態(種など)って、そんなにゆらぎのあるものなのかな?

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『空気を読むな、本を読め。』 第93番 小飼弾 2009.11
■ 所在
  県立 7FS487.5ク 市立487ク 大学旧

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